釣り針・釣り糸を体に引っかけたアザラシ

 このアザラシは十分体力が回復したため、海に戻したところ、港の釣り人に近寄り、釣り糸や釣り針を体中に引っかけて、再び保護されました。保護期間中、人から餌をもらっていたため人をあまり怖がらなくなったようです。このように保護されたアザラシはどうしても人に慣れてしまいます。しかし港や漁船、定置網など人間に接近することはアザラシにとってとても危険なことなのです。保護した動物に再び人間の危険性を教えることはとても難しいことです。

 沿岸の海には釣り針や釣り糸、漁網やロープなど海には危険な人工物がたくさん存在します。残念ながら知床沿岸でも、ロープが首に首に巻き付いたトド、釣り針と釣り糸を後肢に巻き付けたゴマフアザラシなどが見つかっています。



     後肢に巻き付いた釣り糸と釣り針


    釣り針をペンチで外す


アザラシに刺さっていた釣り針、巻き付いていた釣り糸やビニル袋


 

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