複雑な海底地形と餌の豊富な海
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知床半島沿岸は複雑な海底地形をしています。また冬には流氷に埋め尽くされる海でもあります。知床半島沿岸では流氷のもたらす栄養分や、温度差のある海水のぶつかりあい、複雑な地形によっておこる湧昇流がプランクトンの大発生をもたらし、生物生産力の高い豊かな海域をつくり出してしています。
また半島先端部は千島海盆へとつながる深海域に接している反面、半島基部は浅い海で 、先端部はマッコウクジラやツチクジラなど深海性のイカなどを好むクジラのエサ場になっており、半島基部の浅海は特にイルカ類の繁殖、子育ての場 となっています。このため、知床沿岸では多様な種類のクジラ・イルカを観察することができます。
クジラが陸域の動物たちの命を育む
クジラやイルカは陸域に棲む動物たちにとっても、重要です。漂着したクジラやイルカはヒグマやオオワシ・オジロワシなどさまざまな動物たちの命を支えています。大きなミンククジラなどの漂着死体は数ヶ月もの間さまざまな動物たちの食料となります。
ミンククジラの漂着死体を食べるヒグマ
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漂着死体に群がるオオワシやオジロワシ