ヒグマの四季(春)




知床にも遅い春がやってきた。4月、ヒグマたちは狭い冬眠穴から出て活動を始める。子供を出産したメスグマが穴から出る時期は少し遅れて穴から出る。

4〜5ヶ月の間、何も食べずに過ごしたヒグマの体はすっかり痩せ細っている。特に冬眠穴の中で出産をしたメスの消耗は著しい。

春とはいえ、まだまだ山々は雪深く、ヒグマの食料となるものは乏しい。

ヒグマの冬眠穴
 ヒグマの冬眠穴にはヒグマ自ら掘った穴から、樹洞や岩穴を利用したものまでさまざま。

ヒグマの留め糞
 冬眠穴の中では何も食べないヒグマは、極度の便秘状態?。春穴から出て最初にしたウンチは水分が殆ど含まれないカチカチウンチ。

穴から出たヒグマは餌を求めて歩き回る。
雪解けの早い海岸草原は植物の芽吹きが早く、ヒグマたちのエサ場となる。
雪解けの進んだ沼ではミズバショウが芽吹き始める。ミズバショウもまたヒグマの食料となる。
エゾシカの数が急増した最近では、越冬に失敗して餓死したり、衰弱したエゾシカは春先のヒグマの重要な食料となっている。



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