オオワシは北海道では冬鳥で、越冬地である北海道への飛来は10月末から11月初旬にかけてです。渡りの主なルートはサハリンから、宗谷岬を経て北海道オホーツク海の海岸線に沿って南下するルートで、知床半島を通過して一旦国後・択捉方面へ向かい、その後再び北海道に戻るのではないかと推測されています。というのも、この時期次々と半島基部から半島先端部にむけて上空を飛ぶオオワシの姿は見られるものの、知床半島でとどまっているオオワシの姿は飛来数にくらべ少数で、多くは一旦通過しているものと思われます。
北海道オホーツク海沿岸のサケの遡上河川では数百羽のオオワシの観察例が報告されており、これらを中継点として南下し、サケ資源の豊富な国後島などに滞在、本格的な冬の到来に合わせ、北海道に戻り、厳冬期は羅臼のスケトウ刺し網や、湖での氷下漁など漁業活動から出るおこぼれや残滓、エゾシカの死体などに依存しているのではないでしょうか。初冬はサケの豊富な半島先端部の河川や国後・択捉島で、厳冬期は人間の活動から発生する食物に依存し、それらの食物が多い北海道に戻ってくるという推理です。
オオワシの渡りはハクチョウやヒシクイのように隊列を組んでというものではありません。1羽ずつ、次々と、と言った感じです。ただ多い時にはほとんど切れ目なく、通過していきます。今年個人的には10.25、11.7、11.13に確認しています。ただ、これ以外の日にもあったかもしれません。(情報ありましたら、博物館までメールお願いします)。
13日は夕方まで渡りが続きましたが、日没とともにどうやら途切れました。夜間は飛ばないのではないかと思います。今年は暖かい日が続いていましたが、そろそろ冬が近づいてきたようです(増)。
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| 斜里町オシンコシン崎2004.11.13.15:38-15:52 | 日没とともに、渡りは途切れた。 |