斜里町内1998〜 オオワシ・オジロワシ保護状況

種 類
状態
転帰
性別
年齢 
発見日
原 因
オジロワシ
生存
死亡
メス
成鳥
1999.2.6
鉛中毒
オオワシ
死体
メス
成鳥
1999.2.9
鉛中毒
オジロワシ
死体
メス
成鳥
1999.4.7
列車と衝突(鉛−)
オオワシ
死体
不明
成鳥
1999.4.16
鉛中毒
オジロワシ
死体
不明
幼鳥
1999.4.27
鉛中毒
オジロワシ
生存
放鳥
不明
幼鳥
1999.8.1
衰弱(鉛−)
オジロワシ
生存
保護中
不明
成鳥
2000.6.1
骨折(鉛−)
オオワシ
生存
死亡
幼鳥
2000.12.14
骨折(車と衝突、鉛−)詳細→
オオワシ
生存
放鳥
不明
幼鳥
2000.12.24
衰弱(鉛−) 詳細→
オオワシ
死体
オス
幼鳥
2001.4.6
鉛中毒 詳細→
オオワシ
死体
不明
幼鳥
2001.4.30
感電死?(鉛−)
オオワシ
死体
不明
幼鳥
2003.1.11
感電死 詳細→
オジロワシ
死体
オス
成鳥
2004.2.13
鉛中毒 詳細→
オジロワシ
生存
放鳥
不明
成鳥
2004.4.29
両脚麻痺 5.11放鳥 写真→
             
オオワシとオジロワシの違い

ワシの事故原因
(町外含む知床博物館収容分)

収容原因の年変化
(町外含む知床博物館収容分)


ワシの年別収容数
(町外含む知床博物館収容分)

オオワシ・オジロワシの鉛中毒
 斜里町内で95年に鉛中毒のオオワシが発見されて以来、町内だけではなく道東各地で鉛中毒死するオオワシ・オジロワシが報告されるようになりました。昨冬の渡りシーズンには町内だけでも4羽のワシの鉛中毒死が確認されています。人間に発見されず中毒死したワシもいるはずですから、実際鉛の犠牲になったワシはもっと多いと考えられます。ワシ類の鉛中毒は主に銃弾に含まれる鉛を飲み込むことによって発生することが明らかになっています。それではなぜワシが銃弾の鉛を飲み込むのでしょうか。実は道東では90年代に入り、エゾシカの急激な個体数増加に伴い、銃器で大量のシカが捕殺されています。撃たれたシカの肉には銃弾の鉛の細かい破片が被弾部分を中心にわずかに残ります。この鉛の混じった肉をワシが食べ鉛中毒となるわけです。事態の深刻化に、道内ではエゾシカ猟への鉛弾の使用禁止、銅弾への切替が決定されました。銅弾への切替により、ワシの鉛中毒被害がこれ以上拡大しないことを祈りたいものです。
消化管内から鉛破片がみつかったオオワシのレントゲン写真
鉛中毒発生のメカニズム
オオワシ・オジロワシ以外の猛禽類における鉛中毒
クマタカ(2004.2.14)

98/3/11鉛中毒オオワシの胃内から回収された鉛を含む銃弾片

99/2/9鉛中毒オオワシ。この直後死亡

オオワシ・オジロワシの感電死
 オオワシやオジロワシのように大型の鳥類では電柱を止まり木として利用する際に、誤って電線に接触して感電死することがあります。このような事故を防止するために、最近では電線に近いアームなどに鳥がとまらないよう右の写真のような器具の取り付けが行われています。

オオワシの感電事故


高圧電線の電柱にとまるオオワシ。この電柱には感電防止の器具が取り付けられている(赤丸)。













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