平成11年度自然史講座「千島列島と知床半島」


第1回 2月17日(木)19:00〜20:30
「南千島の火山と知床の火山」 北海道大学名誉教授 勝井義雄 氏
 知床半島にある羅臼岳と知床硫黄山の2つの活火山について、地球規模の地殻変動から解説、そして昨年の爺々岳調査の様子が紹介されました。
 スライドでは、昭和11年(1936)の知床硫黄山の硫黄噴出、道東の衛星画像、さらにはアイスランドの火山活動など、盛りだくさんの内容が説明されました。国後島の爺々岳に関しても、60年前の日本領時代に行われた調査写真、根室市内からも噴煙が見えた1973年の噴火記録が紹介されました。
 ビデオは、勝井教授自らが編集された約35分の作品。知床の夜明けのかなたに爺々岳を望む印象的な風景に始まり、昨年夏に国後島で行われた日ロ合同調査の全日程が詳しく紹介されました。なかでも爺々岳の山頂や火口の様子ははじめて目にした風景です。加えて、調査に向けての打合せ会議や手稲山での登山訓練、有珠山や阿寒、野付半島でのエクスカーションなど準備の様子も紹介されました。
 このほか、雪渓に現れたヒグマ、白い花をつけたコマクサ、人を気にしないキタキツネなど、動植物の映像も楽しいものでした。きびしい自然条件のなかでの調査は苦労しましたが、多方面で実りある内容だったのでしょう。
 なお、参加人数は50名でした。
行事案内に戻る

トップページ行事案内展示案内出版案内リンクコーナー

斜里町立知床博物館 099-4113北海道斜里郡斜里町本町49番地TEL0152-23-1256/FAX0152-23-1257