平成10年度特別展「知床の海獣狩猟」


 知床の海で営まれてきた海獣狩猟について、先史時代から近世アイヌ文化期での生業活動、そして近代化の中での産業活動、戦後から現代に至る状況を紹介しました。図録(右写真)も発行しました。展示場写真

○主な展示資料
1)氷海の海獣狩猟
・エスキモーの海獣狩猟 カヤック(アラスカ)、投銛・アザラシ皮製ブーツ・セイウチ牙製弓錐(グリーンランド)
・北洋の近代海獣猟   セイウチ牙製クリベッジボード(アラスカ)

2)先史文化のなかの海獣
・オホーツク文化と海獣 亦稚貝塚トナカイ角海獣彫刻(複製・利尻町)、常呂川河口遺跡ラッコ像(複製・常呂町)、チャシコツ岬下B遺跡出土トナカイ角製クジラ像(斜里町)、松法川北岸遺跡クマ頭付注口木製容器(複製・羅臼町)、弁天島貝塚捕鯨刻印針入れ(複製・根室市)

3)アイヌの海獣狩猟
・アイヌの海獣狩猟技術  海猟用二又銛、シカ下顎骨に刺さったまま出土した銛先、ネズミイルカ頭骨
・斜里アイヌのアザラシ猟 更科源蔵採集アザラシ猟祈願イナウ、アザラシ猟用銛先

4)近代の海獣狩猟
・開拓使のラッコ猟 アリュートラッコ猟用投げ銛(北千島新知島)、大日本物産図会「千島国海獺猟捕之図」
・戦争と海獣    マッコウクジラ皮製ショルダーバッグ
・大型捕鯨      絵はがき「網走の鯨」、シロナガスクジラ髭、ナガスクジラ髭製靴べら
・斜里での海獣狩猟 スキー、雪下駄、かんじき、アザラシ毛皮服、アザラシ毛皮製バッグ

5)戦後の海獣狩猟
・アザラシ猟  トド・アザラシ猟用散弾銃、アザラシ毛皮製品
・小型沿岸捕鯨 捕鯨銛、9月4日使用爆発銛頭、クジラ解体道具、クジラ缶詰
・イルカ猟   イシイルカ突棒猟用投銛

6)オホーツク海の海獣
・ゴマフアザラシ全身骨格標本、ラッコ剥製・全身骨格標本

開催期間 平成10年10月1日(木)〜11月22日(日)

○関連事業
・特別講演会10月17日(土)午後6時30分〜9時
「先史文化のなかの海獣」 新美倫子氏(名古屋大学大学院人間情報学研究科助手)
「ラッコ・オットセイ猟業と保護管理」 和田一雄氏(野生生物保護学会会長)
・「尾岱沼アザラシ観察会」船上観察  10月18日(日)→悪天中止

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