FLORA OF SHARI
エゾミクリ

エゾミクリ花序。下の4つが雌花、上のものがまだ咲いていない雄花。

雌性頭花のアップ。
<和名 (Japanese name)> エゾミクリ(ミクリ科)
<学名(Latin name)> Sparganium emersum Rehmann (SPARGANIACEAE)
<DATA>斜里町朝日町。水路。 Aug.20,2001.
市街地からすこし離れた水路でミズハコベなどと一緒にみかけます。花期は7〜9月、ミクリの仲間は小さな花が球状に集まった頭花をつくり、下側に雌花のみからなる雌性頭花、上側に雄花のみからなる雄生頭花をつくります。写真に見られるように特徴的な姿なので別の仲間と間違えることはまずないでしょう。斜里町には他にタマミクリやチシマミクリ、ヒメミクリがありますが、いずれも水路や池などで暮らしています。エゾミクリの特徴は
1)花柱と柱頭をあわせて約4mmと長い。
2)雌性頭花が下から腋性、腋上性、着性と変化し、多くの個体で腋上性の頭花がみられる。
などです。腋上性というのは頭花が有柄で柄の下部が主軸と合着しているものをいいます(写真の4つのうち、下から2つめがそうです)。腋性は頭花が有柄でどこも合着していないもの、着性は柄がないものです。北半球の周北極地域に広く分布し、日本では中部地方以北となっています。
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