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ここは北海道斜里町の以久科原生花園の情報ページです。更新は7〜8月のあいだ、できれば週に1回は。週間花情報の過去ログ:2003 2004 2005
以久科原生花園はオホーツク海に面した北海道斜里町、以久科海岸にひろがる海岸草原で、125 haが昭和51(1976)年5月21日に北海道により「以久科海岸道自然環境保全地域」に指定されています。この地域では昭和10〜40年代を中心に牧場として牛馬が放牧され、その影響によって変化した2次的な植生が偶然お花畑となりました。戦後から指定当時にかけて、特に密なエゾスカシユリ群落の出現により地域に親しまれてきました。

昭和47(1972)年7月の以久科原生花園、現在はこのようなお花畑はみられない。
戦後の農業機械化による馬の減少や酪農の縮小によって放牧の密度は次第に減少し、以後お花畑は衰退の一途をたどります。かつて絵葉書にされたようなエゾスカシユリの派手な群落は現在見るかげもありません。カモガヤ(オーチャードグラス)などの外来種牧草が繁茂し、人の訪れることの少なくなった歩道の多くは草に埋もれつつあります。
このように観光地「原生花園」としてはひっそりと息を引き取ろうとしていますが、かつて歩道だった藪をかきわけつつ歩けばヒメハナワラビやネムロブシダマ、ベニバナヒョウタンボクなど稀少な海岸植物も見られ、道東オホーツク海沿岸の「自然な」海岸植生は充分に味わうことができます。野生植物好きにとっては静かな上に手軽に観察を楽しめる良い観察スポットでしょう。
服装は長靴長袖長ズボンを推奨、蚊も多いので虫除けがあるといいかもしれません。野鳥観察スポットとしても適しているので双眼鏡・プロミナーがあれば言うことなしです。駐車場に夏期は仮設トイレあり。
ここでは入口付近の散策路で見られる植物のうち、在来種の花を紹介します。簡単には見つからないものも含まれるかもしれませんが、図鑑を片手にきょろきょろ探索するのはなかなか楽しいものです。観察が終わって駐車場にもどったら「ダニチェック」もお忘れなく。





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